関東では2月中旬くらいからジャガイモの植え付けが始まりますが、ホームセンターでよく見かける
「メークイン」「男爵」「キタアカリ」「とうや」にはどんな違い、特徴があるのでしょうか。
ぜひ家庭菜園や日々のお買い物に活用してください。
メークイン
メークインの原産国はイギリスであり、名前の由来は以下の通りです。
品種名は、中世の春の村祭り(メーデー)の際、村の娘の中から選ばれる女王にちなんだものである。
引用元:日本いも類研究会
https://www.jrt.gr.jp/var/var.html?_gl=1*1sl2daq*_ga*NjA2OTIyOTQwLjE3NjM1MjI5MDI.*_ga_WC5Q0LHFRF*czE3NjM5MDAzODYkbzMkZzEkdDE3NjM5MDAzODYkajYwJGwwJGgw
特徴
細長く、表面が滑らかなため、ピーラーでの皮むきが一番楽なことから、私が一番好きな品種です!
お花が全体的に紫がかっており、かわいらしいのも特徴です。
デンプン量が少なく、粘り気があり、煮崩れがしにくいので、カレーや肉じゃがなどに適しています。
個人的には、きんぴらに、揚げたメークインを混ぜて作る「きんぴら煮」が好きです。
色は薄い黄色で、貯蔵すると甘みが増しておいしくなります。
男爵いも
男爵いもの原産国はアメリカですが、北海道の男爵さんが日本に広めたことで、この名前が付きました。
出典元:日本いも類研究会
特徴
表面が丸みを帯びていて、メークインに比べて凸凹しているのがわかります。
デンプン量が多いため、ホクホクしていて、煮崩れしやすいタイプです。
じゃがバター、太めにカットしたフライドポテトが、ホクホクを感じられておいしいです。
イモの色は白っぽく、昔から広く知られている品種です。
お花も白っぽいですね。全体的にメークインの特徴とは反対なのが男爵イモです。
キタアカリ
日本生まれの品種で、男爵いもとツニカという品種を交配して作られました。
出典元:日本いも類研究会
特徴
ビタミンC含量が多く、イモの色が黄色みがかっていて、直売所や家庭菜園では人気の品種です。
デンプン量が男爵いもよりも多いので、より煮崩れがしやすく、また糖度も高く甘みが感じられます。
粉質でホクホクなため、粉吹きいもや、ポテトサラダが絶品だと思います。
ジャガイモシストセンチュウに抵抗するために作られたことから、その点でも栽培しやすいです。
とうや
北海道生まれで、害虫に抵抗できるように作られた品種です。
芋が肥大しやすいため、密植栽培が適しています。
出典元:日本いも類研究会
特徴
ビタミンC含量が多く、イモの色が黄色く、デンプン量がやや少なく粘質です。
煮崩れがしにくいため、メークインと同様の料理に合います。
栽培すると、大きく育ちやすいため、大きい野菜が好まれる、給食や業務用にも適しています。
じゃがいもは農薬をあまり必要としませんが、「とうや」は害虫に強い品種なので、より農薬いらずに栽培できます。
まとめ
表にまとめてみるとこんな感じになりました。
| 原産国 | 病害虫抵抗性 | イモの色 | デンプン量 | 煮崩れ | |
| メークイン | イギリス | 弱 | やや黄色 | 少 | しにくい |
| 男爵いも | アメリカ | やや弱 | 白 | 多 | しやすい |
| キタアカリ | 日本(北海道) | シストセンチュウに強い | 黄色 | 多 | しやすい |
| とうや | 日本(北海道) | 害虫に強い | 黄色 | やや少 | しにくい |
「デンプン量が多い=煮崩れしやすい」「デンプン量が少ない=煮崩れしにくい」
の法則性はありますが、イモの色はバラバラで関係ないことが分かります。
消費者目線でみると、
「皮むきが楽‐メークイン」「じゃがいも本来の風味が強い‐男爵いも」
「甘いホクホクいも‐キタアカリ」「ビタミンC多、煮物‐とうや」
といったところでしょうか。
料理や好みによって品種を意識して変えてみると、よりジャガイモライフが楽しめると思います。









