【直売所】野菜販売メリット・デメリット

直売所

野菜を売りたい!といっても売り先によって求められているものは異なりますよね。

そこで今回は、直売所にスポットライトを当てて、野菜を直売所納品するメリット・デメリットを紹介していきます。

直売所とは

直売所とは、漢字通りの「直接売る場所」であり、

仲介業者を通さずに、生産者から消費者へ鮮度のいいものを届けられる仕組みになっています。

場所によりルールは様々ですが、運搬・値札貼り・商品棚に並べる・値引きをおこなう

など、「お店番以外」を生産者がやるという直売所も多いのではないかと思います。

直売所で売るメリット

メリットは4つあります。

①値段を自由に決められる

卸値の変動に巻き込まれず、納得のいく価格で販売できます。

例えば、よくできた野菜をA品(¥200)として、虫食いや傷ものをB品(¥180)とするなど、

その時のものの状態によって柔軟に価格を決めることもできます。

また、「あえて高い値段」にし、「良いものを作っている」とアピールをしてみたり、

鮮度が少し落ちてしまったものを値下げしたり、

大量にできすぎたものは安くして売りさばいたり、、、

自分で作った大事な野菜を自分でランクづけできることも魅力ですよね。

②消費者の声がきける

直売所では、生産者が自ら商品を棚に並べるところが多いと思います。

お店の営業時間内に納品に行けば、お客さんが自分の商品を手に取っている姿が見られるかもしれません。

目の前で自分でつくった野菜が売れるとモチベーションにもなります。

また、「こないだおいしかったからまた買うよ」「がんばってね」「どうやって食べたらおいしいの?」など話しかけてくれるお客さんもいます。

自分の野菜を最大限おいしく、そしてファンになってもらえるように、とっておきのレシピなどを考えておくのもひとつの手ですね。

お客さんだけではなく、お店のスタッフさんにも、売れ筋やお客さんの反応などが聞けるので、来年の作付け計画に参考にすることもできます。

③地元の生産者と出会える

普段畑にいると、他の生産者と知り合える機会は少ないですよね。

スーパーで並んでいる野菜は、日本全国の農家さんのものが集まっていますが、直売所では近隣の生産者が納品していることが多いです。

自分と同じ環境下で農業をしている方とコミュニケーションがとれれば、情報交換をしたり、アドバイスをもらえたり、時には相談したり、、、

農業はつながりが大事ですので、直売所は良い交流の場となると思います。

④融通が利く

直売所納品は、数量や価格の契約をしていないので、収穫できたタイミングで売ることができます。

逆に言えば、何も販売できる作物が無ければ、納品に行かなくていいのです。

また、自分の予定に合わせることもでき、兼業農家さんや家庭菜園の延長で小規模で畑をやっている方にとっては、とても好都合ですよね。

普段JAに出荷している農家さんでも、雨で時間があるから偵察がてら直売所に納品しに行こう、なんてこともできます。

デメリット

デメリットも4つあります。良い面、悪い面は紙一重ですよね。

①コストがかかる

お店のスペースを借りて、売ってもらうわけですから、当然販売手数料がかかります。

ただ、納品したものではなく、売れたものから手数料が引かれるのでマイナスになることはありません。

野菜を販売する場合、単価がどうしても安いので、そこから手数料がひかれると売り上げは少なくなってしまいます。

さらに、ひとつひとつの袋詰め、納品するための配達の時間、店舗に品物を並べる手間がかかり、

思っているほど稼げないかもしれません。

②大量に売れない

JAや仲介業者に卸す方法では、収穫した分だけ買い取ってもらえることが多いです。(その分単価は安いですが)

一方直売所では、ひとつの店舗で売れる個数が限られていることや、搬入の手間がかかることから、たくさんの店舗を周ることは余計に手間取ります。

多品目の野菜を少量ずつ、納品する方法が、直売所出荷に適していると言えます。

③販路が広がらない

野菜の売り方として、スーパーと直接取引をして、納品する方法もあります。

そうした場合、自分の野菜の売り上げが良く、高い評価を得られれば、同じ系列の多店舗でも取引をしてくれる場合があります。

直売所ではお店と個人間での取引にとどまることが多く、自分で販路を広げていかないといけません。

④集客力が弱い

直売所は先述の通り、生産者が自由に野菜を納品できる場なので、店舗側がお店にいつどんな野菜が並ぶのか把握できません。

そのため、チラシで宣伝してくれたり、なにかイベントがない限り、スーパーやショッピングモール内の食品売り場に比べてお客さんの数が圧倒的に少ないです。

また、特定の品目(主に食品)しか置いていない直売所に、わざわざ来てくれるお客さんは大体決まっていて、特定の人にしか届かないという点もあります。

しかし、逆に言えば、関心が高い人に届くことなので、より自分でこだわって作ったものが伝わりやすいのはとてもいいことです。

まとめ

私個人では、直売所出荷はとても魅力的な方法だと思います。

野菜に興味があるお客さんが多いので、珍しいけどおいしい野菜を買ってもらえたり、直接消費者の声が聞けるというのはモチベーションにもつながります。

また、大規模で農業をやっていなくても販売できることもありがたいシステムだなと思います。

「迷ったら挑戦」が私の子どものころからの座右の銘ですが、参入しやすい販路なので、ぜひ迷っている方はとりあえず近くの直売所に問い合わせてみましょう!